車椅子を覚悟していた母が、階段を笑顔で登る今——70代女性が見つけた“続ける力”の物語
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「もうこの先、歩けなくなるかもしれない——」
それは7年前、ご家族からのご相談でした。
ご紹介くださったのは娘さん。「母の腰の具合が本当に悪くて…狭窄症って診断されて、このままだと車椅子を覚悟しないといけないかもしれない」と、不安な声でお話しされていたのを、今でもよく覚えています。
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“最後の家族旅行”だと思って出かけた広島
その頃、お母さんの症状は深刻でした。
ご家族での旅行も、「これが最後かもしれない」と思いながら計画されたそうです。
行き先は広島。風景の美しさよりも、先の不安の方が大きかったのではないかと察します。
旅行中、観光には車椅子を利用されました。転倒や負担を考え、用心のためだったそうです。
それが、あの頃のお母さんの“現実”でした。
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月に2回の通い始め——そして7年
初めて施術にいらしたとき、身体のあちこちに**「こわばり」と「かばい」が積もっている**状態でした。
でも、それでも目の奥には、しっかりとした“気力”があったのです。
最初は月に2回から。お身体の声を聴きながら、関節の弾力を取り戻すことをテーマに。
ボキボキする矯正ではなく、あそびを回復させる整体で、身体の奥から立ち直るように。
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「もう薬、全部やめたのよ」その言葉に驚かされた日
通い始めてから数年後のある日、お母さまが笑顔でこうおっしゃいました。
> 「もうね、薬、全部やめたのよ」
聞けば、狭窄症の痛み止めはもちろん、内臓系の薬まで徐々に減薬し、最終的に断薬に成功されたとのこと。もちろん、主治医の判断も仰ぎながらの決断です。
薬がすべて悪いわけではありません。
でも、それに頼らなくてもいい状態まで回復されたという事実に、私自身も心が震えました。
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今では、急な階段もすいすいと
現在は、月に1回のメンテナンス。
体の調整を定期的に行うことで、無理なく、気持ちよく、元気に過ごしておられます。
お住まいの駅には急な階段があるそうですが、
> 「今では全然平気よ〜 降りるのもすたすたよ」
と笑顔で話される姿に、7年前の車椅子の影など一切感じられません。
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周囲の人たちは“死ぬのが怖い”というけれど…
とても印象的だった言葉があります。
それは、お母さまがふと口にしたこんな一言です。
> 「まわりの友達は、“死ぬのが怖い”って言うの。でも私、全然怖くないのよ」
この言葉を聞いたとき、私は強い生き方の中に、静かな受容と深い安心感を感じました。
おそらく、身体が整い、心が落ち着き、毎日の暮らしに“安心と実感”が戻ったからこその境地なのだと思います。
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「よくなる秘訣は、続けること」——その信念が道をつくる
毎回、帰り際におっしゃる言葉があります。
> 「続けて良かった。よくなる秘訣は、続けることよね」
この言葉に、どれだけ多くの意味が込められているか——
“誰か任せ”ではなく、“自分で向き合い続けてきた人”だけが言える重みです。
身体の不調は、時に人生を諦めたくなるような重さをもたらします。
でも、「自分の中にある力を信じて、続けていく」ことで、想像を超える未来が待っている。
そのことを、まさに体現してくださっている方です。
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最後に
人の身体は、年齢だけでは語れません。
その人の「生き方」や「向き合い方」で、10年後の未来はまったく違うものになります。
もし、今つらさを抱えている方がいたら、ぜひこの物語を思い出してみてください。
「もう無理」と思ったその先にも、道はあるのです。
> “続けること”が、道になる。
私たちは、これからもその歩みに寄り添っていきます。
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